Gaming Life

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最近読んだ本・漫画を振り返る 2020/1・2月編

3回目となった読書振り返りシリーズ。年明け以降、海外に出張したり、学会発表したり、引っ越しの準備をしたり、卒論を書いたり……と忙しい日々が続いていたため、ここ2ヶ月はあまり読書できていない。そのため、もう一ヶ月読み溜めてから本記事を投稿しようと思っていたが、2年以上毎月ブログ更新を続けているのに、今月は(ブログに書ける)ネタが無いため、今月この記事を投稿することにした。 [:contents]

前回の記事はこちら↓

ai-gaminglife.hatenablog.com

IT系

オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト

研究室に転がっていたので読んでみた。といっても今の自分が読むにはかなり厳しかったので、下に挙げる記事で推奨されていた3、6、11章あたりをつまみ読みしただけ。

blog.shibayu36.org

古典的名著として知られているだけあり、これまで読んできたプログラム設計に関する記事・書籍の元ネタになっているような話題・用語が散見された。特に「第3章 モジュール性」はこれまでぼんやりとしか捉えていなかった「よいモジュール」とはなんぞや、というのが言語化されていてためになった。「第11章 契約による設計」はC++23以降でcontracts が導入されるらしいので、C++23をgccがサポートする頃もう一度読みたい。

また、本著を読むにあたっては以下の記事が参考になった。特に「PHP7で堅牢なコードを書く」は、必見。PHPのコードが理解できない自分でも活かせる知見が沢山。

そろそろドメイン駆動設計を読みたいなぁ。

speakerdeck.com

masuda220.hatenablog.com

ビジネス書

20歳までに知っておきたかったこと

2~3ヶ月かけてゆっくり読んでいた本。自己啓発系の本へのアレルギーを取り除こうと思い買った。買って満足できた一冊。今後は「自己啓発系とかw」と、食わず嫌いせずに良い本は積極的に読みたい。ただし○リ○○○が書くようなペラペラな自己啓発本はNOな。

最終章に書かれていた「自分や他人の間違いにもっと寛容で、失敗も学習プロセスの一環だと思えばよかった」というアドバイスが染みた。人生やり直せるならこの本を高校時代、あるいは大学1年の頃に読んでおきたかった。

見やすい資料の一生使えるデザイン入門

超有名なSlideshareで公開されているスライドデザイン資料の書籍版。お試しで入ったkindle Unlimitedで読めたので、移動中の高速バスで読んでいた。まぁわざわざ本を買うまではしなくていいと思う。ただ、○ソデザインなスライドをPowerpointKeynoteで作る人を教育する目的で買い与えるのは良さそう。

www.slideshare.net

横井軍平ゲーム館 ← 今回のオススメ

今回のオススメ枠。旅先の梅田の本屋で見つけて即買いした本。「枯れた技術の水平思考」で有名な任天堂横井軍平氏のインタビューをまとめた記事。これと岩田元社長のインタビューまとめ本をあわせて読めば、任天堂がなぜ世界的企業にのし上がったのかがわかる。

全てを一人でやらず専門家の集団を作ればより良いものが作れる、全体を見渡せる知識を持っておく、最新技術を使いたがる技術者のエゴ・プライドを捨てるなど、非常に多くのことが学べた。これをゲームPGとして就職する前に読めたのは非常に良かった。

まとめ

今回は4冊。最近は技術書ばかりを読むのではなく、ビジネス書も読むようになってきた。色々と学びがあり、食わず嫌いは良くないなとしみじみ。就職してからも週1冊程度のペースで読書していけると良いなぁ。